表銀座縦走 Part2 北アルプス2004年7月18〜20日2泊3日
中房温泉〜燕岳〜大天井岳〜常念岳〜一ノ沢

裏銀座の次は表銀座!北アルプスのメジャールートに乗り込んだ!
行程
1日目●自宅〜中房温泉〜燕岳
2日目●燕岳〜大天井岳〜常念小屋テント場
3日目●テント場〜常念岳〜ヒエ平
                         
行動時間
1日目●6時間
2日目●6時間
3日目●5時間

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■2日目 燕岳〜大天井岳〜常念小屋テント場

目覚めて外を覗くと雨で一面のガス。グェーッと雷鳥の不吉な泣き声が。パッキングを済ませ、雨具を着てテントを撤収。ぬれて重くなったテントをザックに詰め、6時にテント場を出発。

縦走路に出ると小雨と強風、好天は期待できそうもない。登山道は特に危険はなく順調に進む。鎖のある岩場も軽快に通過。ただ、飛騨側から吹き付ける風が気分を萎えさせる。やっぱ、縦走は晴天に限るね。ちらっと去年の地獄の裏銀座縦走を思い出した。コマクサの群落が心を癒してくれた。

東鎌尾根方面との分岐から急登になり、9時に大天荘に到着。山荘の食堂で休ませてもらい、大天井岳を往復することにした。山荘の裏手から登ってすぐに到着した。祠が建っている山頂からはなーんにも見えない。ちょうどそこにいた夫婦連れに、とりあえず記念写真を撮ってもらった。山荘に戻って再び9時半に出発した。

いったん標高を下げた所で休憩。常念岳や横通岳への縦走路が見渡せる程までガスは引いたが、肝心の槍・穂高は暗い雲に覆われたままだ。涸沢小屋が遠くに見えたが、涸沢カールはどんよりとしている。こちらの稜線はまだマシのようだ。あちらの稜線を歩いている登山者たちの嘆きが聞こえてくるようだ。転じて、八ヶ岳方面は晴れている。あっちに行けばよかったね、と不毛な会話をかわす。

横通岳の巻き道を緩やかに登ると常念小屋がある常念乗越が見渡せた。樹林帯まで標高を下げて11時50分、小屋に到着。受付では明日の行程を相談していたオジサンに小屋の人が閉口していた。そのオジサン、「それどこ?何時間かかるの?こっちのコースは?昼までに着くの?」って子どもかよ!まったくこの辺りのコースを把握していないようだ。

木札をもらってテント場に行くと、風がモロにあたる場所だった。トイレの近くのハイマツのそばを選んだ。少しでも風は避けたい。外人のオニイサンが声をかけてきた。「ここは風が当たらなくていい場所だ。ぼくの所は風が凄くて昨日眠れなかったヨ。」見るとテント場の上部にオニイサンのテントがあった。

トイレに行くとブツがてんこもり状態だった。風が強いおかげでテントまで臭いがこなかった。あまり混まずにテント場も余裕だった。連休最終日で、ほとんどの登山者が下山したせいだ。明日の好天を祈りつつ眠りに着いたが風の音で何度も目が覚めた。

やっと見えた横通岳の縦走路

八ヶ岳は晴れている模様

常念小屋テント場


■3日目 テント場〜常念岳〜テント場〜ヒエ平

2時半に起床。軽く朝食をとり、3時半にヘッ電を付けてテントを出るとちょうど家族が迎えにきた。暗い中、道を見失わないように慎重に常念岳へ。とにかく風が強いので歩きにくい。4時半、常念岳山頂に到着。すっかり空は明るくなったがガスに囲まれていた。

テント場に戻って下山の準備をして6時に出発。縦走路とはお別れだ。ぐんぐんヒエ平に向けて標高を下げる。市街地が見えているのに山上では悪天、どういうこっちゃ。沢に出会い、中学生の団体とすれ違う。9時15分ヒエ平到着。小屋で予約しておいたタクシーの時間よりも早く到着。丁度やってきたタクシーに乗って、無線で予約をキャンセルしてもらった。穂高駅の近くの駐車場まで行って車に乗り換え、道を少し戻り「しゃくなげ荘」で温泉に入り、ソースかつ丼定食を生ビールとともに頂いた。

帰路の車中で母親が、「なんか物足りなかったなあ。もっとスカッと晴れて欲しかったなあ。」と言った。確かに、晴天でなければ縦走の醍醐味は味わえない。悪天では、アップダウンを繰り返す我慢の登山になってしまう。そんな不完全燃焼の我々を、夏空の下すっかり姿を現した常念岳が見送ってくれた。

常念乗越から常念岳を仰ぐ

ヒエ平に向けて下山中

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