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■1日目 自宅〜坂巻温泉
今回は上高地をスノーシューでハイキングするツアーに参加。徳沢園で1泊するというのも楽しみだ。
2週続けて長野に遠征で財政破綻寸前、今回は行きは松本まで高速バスを利用することにした。大阪8時発で松本に13時半到着。すばやく乗車券を買い求め、13時50分発の高山行きのバスに乗り換えて本日のお宿、坂巻温泉に15時到着。
いつもは上高地行きのバスの中から眺めるだけだった坂巻温泉に初めて泊まる。4人相部屋で同じツアーの参加者にご挨拶。荷物を片付けてから、雪景色を眺めながら露天風呂に入る。
夕食は温泉旅館らしく、鴨肉の鍋や山菜、魚が出そろい豪華だった。こういうのは随分久しぶりだなあ。初めて「鯉こく」を食べた。夕食後は自己紹介、ツアーの諸注意や装備の確認、共同装備の分配をした。
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本日のお宿・坂巻温泉 |
こちらは露天風呂 |
豪華な夕食! |
■2日目 坂巻温泉〜上高地〜徳沢
6時半に玄関に集合、車で釜トンネルまで送迎してもらい、7時に改めて出発。釜トンネルの中は電灯がついていて、ヘッ電の必要は無く路面は凍結していなかった。トンネルの途中で朝食を食べた。
トンネルを抜けてあるべきはずの絶景がそこにはなかった…。焼岳や穂高の稜線はガスでまったく見えない。がっかり。気を取り直して大正池からスノ−シュ−を装着して、散策路をハイキング。無雪期とはまるで違う風景を楽しむ。木道の上はトレースを外すと、雪に隠れた湿原に踏み抜くので注意が必要だ。
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釜トンネルから歩いて入山 |
歩きやすいトンネル内 |
ひっそりとした大正池 |
スノーシュー履きました |
人慣れしている鴨 |
モノトーンの田代池 |
河童橋からは相変わらず、お決まりの奥穂高から前穂高の景色を拝むことができなかった。小梨平に11時到着、持参したパンが昼食だ。小梨平にはいくつかのパーティがテントを張っていた。
雪が降る中、12時に明神に向けて再び出発。明神からは明神池に向かった。何度も来ているが明神池に行くのは今回は初めて。ツアーでなければ通り過ぎて行く所だ。嘉文次小屋の前を通り、閉鎖されている拝観料受け付けを通り抜けて明神池へ。雪の中の明神池は日本庭園のように美しかった。これで明神岳が見えれば最高なのだが。
来た道を戻って徳沢へ出発。トレースの付いていない徳本峠への分岐を過ぎて徳沢に15時到着。テント場には5張りほどテントがあった。徳沢園の左にある小さな冬期小屋に今夜はお世話になる。管理人さんが甲斐犬のハナちゃんと出迎えてくれた。
部屋には石油ストーブがあり、驚くほど暖かい。ビールも売っていた。8時間かけて歩いてきた僻地で、しみじみとありがたく感じた。
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夏の喧噪が嘘のような河童橋 |
日本庭園!明神池 |
徳沢園・冬期小屋 |
■3日目 徳沢〜坂巻温泉
5時起床、6時に出発。昨夜は星空だったので晴天を期待したのだが、明神岳はガスに覆われていた。2日あれば1日は晴れると思っていたが、こればかりは仕方がない。
ときおり強く吹き付ける風雪のなか、明神からは明神橋を渡って、昨日寄った明神池前を通り過ぎて、右岸を歩く。木道の上に積もった雪の上を、足を踏み外さないように慎重に歩く。途中で梓川のそばで野点をして抹茶をいただいた。
本日も小梨平で昼食、13時頃出発。帰りはスノーシューを外して、車道を歩いて帰る事になった。途中、木の枝に座っている大量の猿に驚きながら、大正池に13時15分到着。釜トンネルを抜けて出発地点に戻ってきたのは14時。そこから車で坂巻温泉旅館に帰り、露天風呂で汗を流して、15時17分発の松本行きのバスに乗って帰途についた。
アウトドアショップのツアーなので、休憩たっぷり、イベントが随所にあり、お客様気分で楽しませて頂いた。ひとりで歩く時にはできない楽しさを発見できたような気がした。
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明神岳の中腹は見えたが… |
お茶を点てて頂きました |
よ〜く見ると枝に猿の軍団が! |