蓬莱山 比良山系2005年2月12日日帰り

霧氷と琵琶湖の夢の共演!?
行動時間
日帰り●5時間40分

[山行LISTへ]
■日帰り 平バス停〜権現山〜ホッケ山〜小女郎ヶ池〜平バス停

すっかり週末は霧氷ハンターとなりつつある今日この頃。今回のターゲットは蓬莱山。蓬莱山は約10年前に琵琶湖側から登ったことがある。その頃は、10年後に再び積雪期に登ろうとは、夢にも思っていなかったのだが。

9時20分、バス停手前の林道入り口で降ろしてもらってスタート。すぐにアラキ峠への分岐に到着。ここでスパッツを着けたがアイゼンは着けなかった。他の登山者と間隔を開けてスタートした。雪は締まっていて歩きやすい。杉林から京都北山の山並みが見えた頃にアラキ峠に到着。

アイゼンを着けて再出発。ここから急登になり、黙々と歩き、杉林を抜けて霧氷の広がる雪原に出た。一気に展望が広がり、権現山に10時45分到着。霧氷の向こうに琵琶湖が見渡せた。鈴鹿山脈は雲の中だ。お腹がすいたので大福餅を食べる。これが本当の雪見大福!


権現山からの眺め。霧氷の向こうに見えるのは、琵琶湖に浮かぶ沖島。

ホッケ山より蓬莱山の方向を見る。雲に覆われて視界はよくない。晴れろ〜!

ここからは右に琵琶湖を望みながら、ホッケ山や蓬莱山まで続く、霧氷の登山道を正面に捉えながらの快適な稜線歩きだ。とはいっても雪庇があるのでトレースを外さないように歩いた。権現山から1時間で小女郎ヶ池に到着。12時ちょうどだった。

小女郎ヶ池はすっかり雪に覆われて姿が見えない。お味噌汁とおにぎりの昼食をとっていると、先着していた賑やかなグループに、お菓子やきんかんのシロップ漬けをおすそ分けしていただいた。同じルートを歩いてきた幾つかのグループは、小女郎ヶ池から蓬莱山を目指してそこから下山するようだ。ピストンするのはどうやら自分だけらしい。「気をつけてね」と声をかけてもらい、12時30分出発。

午前中よりも天気がよくなり、鈴鹿山脈が見えた。この展望をたった一人で独占。風がなく穏やかだ。一人で不安だったが来てよかった。それにしても、こうして一人で雪の中、琵琶湖を見下ろしている状況が非現実的だと思った。ホッケ山や権現山でたっぷりと休憩して、ゆっくりと時間をかけて下山した。登山口に14時50分到着。バスがくるまで1時間も余ってしまった。山中でもっとゆっくりすればよかった。


小女郎ヶ池はすっかり雪の下。ここでお昼にしました。新雪がフワフワしていて気持ちがいい。

少し天気が良くなってきました。惜しみながらゆっくり下山しています。

●HOME● ●山行LIST●