箱館山 滋賀県湖北2005年6月18日日帰り

リハビリハイキング・夏の低山を侮るなかれ
行動時間
日帰り●3時間10分

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■日帰り ビラデスト今津〜平池〜箱館山〜ビラデスト今津

綿向山登山以来、体調不良で登山ができなかった母の体調に、回復の兆しが見られたので、箱館山にカキツバタ鑑賞もかねてハイキングに行くことになった。

箱館山は滋賀県の湖北にあり、赤坂山にほど近い。標高が700メートルにも満たないのだが、山頂には一等三角点がある。まさに低山なのだが、さらに今回は山頂より北側にあるビラデスト今津を基点として、負担の少ないコースをとった。

ビラデスト今津では、環境保護の名目で一人300円徴収された。平日だと無料のようだ。駐車場はガラガラ。カキツバタの見ごろの時期にはたくさんの人で賑わうようなので、もう遅いのかも?と思いながら駐車場を11時に出発。車道をあるいてわずか10分で平池に到着。カキツバタは群落の半分ぐらいの開花でやはり遅かった模様。それでも写真におさめて早々に出発。


平池までは車道歩きです

平池・満開時は一面紫色になるそうです

さらに車道を少し歩いて、ガードレールの隙間から登山道に入る。ここから沢沿いのAコースを選んだ。箱館山には、小規模ながらも色々なハイキングコースがある。山道に入ると湿度が高く蒸し暑い。急坂ではないが、3人ともすぐにダルダル状態に。カラ梅雨の影響か、渇水気味の処女湖を右に眺めながら箱館山を目指す。


Aコースを歩きます

渇水気味?の処女湖

蒸し暑く、暗い雰囲気の登山道

スキー場に出るとぱっと明るくなります

樹林の中で一度休憩して、葉っぱだけになったイワカガミの群落を過ぎると、奥琵琶湖を遠望できる道になり、箱館山スキー場に12時10分に到着。高原状のスキー場の適当な場所でお昼御飯。母親の手づくりのお弁当を久しぶりに食べた。頭上の松の木からセミの鳴き声?空にはうす暗い雲が忍び寄ってきた。風が無く、相変わらずの蒸し暑さから、一等三角点に行く気力を奪われた。

人影がない寂しいスキー場の風景を眺めながら、母親と今度は、あの山に行きたい、この山に行きたいと話し合うのだが、いつまでこうして一緒に山にいけるのかなあ、と寂しい思いがつきまとう。今までは露にも思わなかったことなのだが。そんな思いを悟られないように、スキー場の斜面にあるワラビを探しに行った妹を探しに行く。

斜面を下っているとワラビの葉はたくさんあるのだが、芽がほとんどない。戻ってきた妹の収穫もわずかだ。1時間たっぷりと休憩して13時10分、ビラデスト今津に戻ることにした。


ワラビを探索中・ほとんどない!

収穫はわずかでした

同じ道を往復するのは何なので、途中で別ルートをとった。下るだけかと思いきや上りがなぜか多い道だった。途中で、猿が登山道を横切った。意外と時間がかかって、ビラデスト今津の施設内の車道に出て、車道をしばらく歩き、駐車場に14時10分に到着。同じ道を戻ってくれば1時間もかからないようで、母親は1時間もかかったので、やっぱり同じ道を戻ってくればよかった、と愚痴をこぼした。


ふ〜、ビラデスト今津に戻ってきました

ガラガラの駐車場に戻って・お疲れさま

駐車場でお湯を沸かしてコーヒーを飲み、汗が引いたところで、マキノスキー場の高原温泉「さらさ」に移動。さっぱりして牛乳を一気飲み、帰宅の途についた。温泉に入ると、母親の疲労が一気に出たようで、車中では横になった。わたしでさえも、疲れたから当たり前か。低山とはいえども夏は疲れるから要注意だ。


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