仙丈ヶ岳 Part3 南アルプス2005年7月16〜18日車中泊3泊4日

女王様、貴女はやっぱり素敵な山。これぞ癒しの山!
行程
1日目●自宅〜
2日目●竹宇駒ヶ岳神社〜七丈小屋テント場
3日目●七丈小屋テント場〜甲斐駒ヶ岳〜北沢峠
4日目●北沢峠〜仙丈ヶ岳〜北沢峠
                         
行動時間
2日目●6時間5分
3日目●5時間40分
4日目●6時間35分

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■4日目 北沢峠〜仙丈ヶ岳〜北沢峠〜帰宅

今回は甲斐駒に登頂したらそれだけで満足なので、仙丈ヶ岳に行くかどうかは最後まで決めかねていた。しかし、こうして目の前に聳えているのを見ると登らずにはいられない。本日中には帰らなければならないので、早めの4時15分出発。

二合目で明るくなってきた あっという間に日射しが強くなる

夜明け前の林道をヘッ電をつけて歩く。昨日確かめておいた登山口にとりつき、慎重に踏み跡をたどって登っていく。30分もたたない内に明るくなってきた。ジグザグに登っていき、4時50分に二合目に到着。休憩をしていた西宮からきた、おじさんとおばさん2人組に挨拶。話している内になんとなく、一緒に登って行くことになった。五合目を過ぎて、さらに樹林の急登を登っていくと、一気に視界が広がった。ちょっとした展望台のようになっている広場に5時15分到着。

森林限界をこえると小仙丈ヶ岳が目の前に 甲斐駒ヶ岳をバックに急登をがんばる


小仙丈ヶ岳を見上げながら休憩。おばさんにグレープフルーツをいただく。「さっきの道、摩耶山の天狗道に似ているなぁ」とおじさん。思わず笑った。私もまったく同じ事を考えていたからだ。雲ひとつない青空が広がっている。この時間からすでに暑い。日光を遮るものがないハイマツの登山道を快調に登っていく。

小仙丈ヶ岳で再会の記念撮影! 心も軽く再出発だ!

6時5分に小仙丈ヶ岳に到着。ザックをおろしてホッとしていると、どこからか私の名を呼ぶ声が。声の主を見ると、なんと今年の正月の燕山荘のツアーで一緒だったTさんだ!つい先日、Tさんの精力的な山の報告をメールでもらったばかりだった。「ホームページの写真と同じカッコだから、登ってくるのを見てわかったよ!」はい、いつも同じです。いい加減汚い・・・。ゆっくりと話す間もなくお互い反対ルートで分かれたので、事前に予定をメールしておけばよかったと悔やまれた。こんな偶然は初体験だったので興奮してしまった。

小仙丈ヶ岳を振り返る チングルマとコイワカガミ

興奮さめやらぬまま、出発。ここからは稜線歩きの気持ちいい道だ。西宮組が遅れ気味でしばらくひとり歩き。沿道の花が増え、たおやかな緑の稜線が時計回りで頂上まで続いている。いかん、一人だというのに、こう気持ちがいいとニヤニヤしてしまう。甲斐駒ヶ岳での緊張の糸が切れたせいなのか。はたまた、人との出会いに高揚しているせいなのか。山頂だと思っていたピークを右に巻いて、6時45分、仙丈ヶ岳山頂に到着。

山頂が見えた!顔がニヤけています 頂上に登山者がぎっしり!

今日は文句なく快晴だ。北岳肩の小屋の屋根が、日光を反射して輝いていた。残雪の多い北アルプスも見える。塩見岳に続く仙塩尾根を見ていると縦走したくなってきた。お腹がすいたので400kcalもあるバームクーヘンを一気に食べてしまった。下界では恐ろしくて一気食いは決してできない。恐るべし、山の食欲。

南アルプス特有のお団子標識 富士山大噴火!?

ここからピストンで下山を考えてきたが、西宮のおばさん曰く「せっかくここまできたのに同じ道を歩くなんてもったいない」それもそうだと思い直して、薮沢小屋経由で下山することに。

花の多いカールの中の道を降りて、仙丈小屋に到着。風力発電設備のある仙丈小屋は、想像以上に立派だ。団体ツアーが到着して、周辺は賑やかになった。水場からドバドバ出ている水が美味しい。西宮組は持っている水を捨てて入れ替え。そこから甲斐駒ヶ岳を真正面に見据えながらさらに下り、樹林帯まで入ってしばらくすると、馬ノ背ヒュッテに7時53分到着。

仙丈小屋はとても気持ちのいい場所にあった 下って薮沢を渡る

馬ノ背ヒュッテで休憩をしていたら、とても元気で快活なバイト君が声をかけてきた。そこから、西宮のおばさんが遅れがちなので、先に行ってくれとのことで、おじさんと快調に下っていった。南アルプスの山中で、なぜか六甲山の話題で盛り上がる関西人2人なのであった。

薮沢小屋はこじんまりとしています 北沢峠のバス停・臨時便を待っています

薮沢小屋を通過後、ロープのある岩場を2箇所トラバースして、五合目の分岐に戻ってきた。ここからは、朝登ってきた同じ道を下る。二合目に戻ると、西宮組のお仲間がちょうど二合目まで登ってきたようで、ご挨拶。6人グループでやってきて、甲斐駒に登り、仙丈へは2人だけで登っていたとのこと。お盆には北岳へ挑戦するとかで賑やかなグループだった。

さらにおじさん2人と登山口まで無事到着、グループの残りの方がちょうど迎えにやってきた。とても仲がよい様子。「あんたひとりで黒戸尾根!?」「しんどいコースは誰も一緒に登ってくれないんです〜」といったら爆笑された・・・。

10時50分テント場帰還。西宮組のテントは以外と近くに設営してあった。さささっと撤収して、バスの臨時便を期待して、バス停へと11時30分に移動。人数が揃ったら臨時を出すというので、待ち合い場所のイスにザックを置いて、しばしビールでまったり。

それから1時間でバスに乗り込み、南アルプスを後にした。戸台口で、JRバスの乗り継ぎに1時間あるので、仙流荘で温泉にはいり、3日間の汗を流す。さっぱりして駐車場を歩いていると、あの西宮のおじさんが、後ろから声をかけてきた。お別れをして、バスに乗り込んだ。しかし、バスに乗り込んだのはわたし一人。大勢いた登山者は全員、車で帰るようだ。公共期間利用者にとって、これは問題だ。どんどんバス便が減らされるのではないか。

伊那市に着くと、ありえない暑さに閉口する。バスターミナルに行って、ダメもとで聞いた大阪行きの高速バスがキャンセルが出て、座席をゲットできた。これが幸か不幸か、名神高速で事故渋滞に巻き込まれ、大阪に着いたのが2時間遅れの23時すぎ。あまりにも長い一日がやっと終わったのだった。


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