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■1日目 自宅〜しらび平〜RW〜千畳敷〜テント場〜木曽駒ヶ岳
いよいよ山は秋のシーズンへ。南アルプス方面に行きたかったが、公共交通利用だと、3連休では日程が厳しい。どこへ行こうかと考えていたところ、木曽駒ヶ岳から空木(うつぎ)岳に縦走した山行レポートを立て続けに見た。ロープウエイのある山はお手軽に登れそうなイメージがつきまとうが、山行レポートを見ると、なかなかタフな縦走路だ。木曽駒ヶ岳のテント場の写真を見ると、これまたいい感じ。こんな風に今回は、日ごろおつき合いのあるサイトや、メル友からの情報により、予習も完璧に出発した。
本当は、北御所登山口から木曽駒ヶ岳に登頂したかったのだが、電車の時間を考えると、遅くなってしまう。仕方なくロープウエイを利用することにした。それにしても、この後ろめたさはなんなのだ。自宅もとよりの駅を始発電車で出発して7時間、12時30分、やっと千畳敷に到着。いや、金にものをいわせて苦労もなく移動してきたのだから、不平不満を言ってはならない。
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電車、バス、RW。ブルジョア登山なり |
寝てても登れる2600m。さすがに肌寒い |
登山指導員の方から色々とアドバイスをいただいて、12時40分出発。軽装の観光客に混じりながら、カールの中の遊歩道を歩いて行く。残念ながら紅葉は2割の色付き。すっかり花びらを散らせたチングルマが寂しげ。それでも、雄大なカールはアルペンムード満点。あちこちで「ヤッホー!!ヤッホーーー!!!」と無邪気なクソ、じゃなくて子どもが連呼している。
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カールの中の遊歩道でお散歩気分 |
赤い実が鮮やか、でも紅葉はまだまだです |
やはり、一気に2600メートルまで上がってきたので体が重い。ゆっくりと登って行く。ロープウエイ利用者の皆さんは、お手軽・軽量で気持ちが高揚しているのか、歌を歌っている方が多かった。「♪マイアヒ〜♪マイアフ〜」「♪あの鐘を〜鳴らすのは♪あな〜たああぁぁ〜」
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八丁坂は延々と登山者の列が続いています |
中岳から頂上小屋と木曽駒山頂 |
宝剣山荘、天狗荘を過ぎて中岳に登り、そこから少し下ると、あっけなく13時50分に頂上山荘テント場に到着。わずか1時間でテント場に着くなんていいんですか?とまたしても後ろめたい気持ちに。テントを設営してから、空身で木曽駒ヶ岳へと向かう。山頂はすっかり雲の中で視界はゼロ。しばらく山頂で過ごしていたら、たまに尾根が見えてきたが、それ以上の展望は得られなかった。あきらめてテント場に戻る。夕方近くになって、だんだん晴れてきたので中岳まで登ると、宝剣岳が見えた。
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テント場は快適!1時間で到着できるのも魅力 |
テント場に枯れかけのウスユキソウ |
夜、シュラフに潜っているとピカッ、ピカッと閃光が。また雷!?とテントから顔を出すと、見ごとな満月で外が明るい。あの閃光はカメラのフラッシュだったのだ。月明かりのもと散歩に出ると、下界の夜景を見ることができた。
2日目は[木曽駒ヶ岳 空木岳 Part2]に続く!
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