山の辺の道 奈良県2005年11月12日日帰り

日本でいちばん古い道で、脱力系食べ歩きハイキング
行動時間
日帰り●6時間

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■日帰り 近鉄桜井駅〜大神神社〜長岳寺〜石上神宮〜近鉄天理駅

なになに?日本でいちばん古い道?何それ?と思われた方は、ググっていただきたい。ここで聞きかじりの知識を書いたら、私の歴史音痴ぶりが露呈されてしまうので、専門的なサイトにその役目は譲ることにする。ここではビスタ〜リ的・秋のまんぷく祭りと題して、オフピークハイキングの一日をご紹介。


道標がしっかりあるので迷いません

このような路地裏も歩きます

山の辺の道は数々の古墳や古刹をめぐるハイキングコースだ。近鉄桜井駅を11時15分に出発して素麺工場の近くの初瀬川を渡ると、最古の市が開かれたという、海柘榴市に。のっけから歴史のお勉強だ。へえ〜、ほお〜と感心しながら、住宅街をおばちゃん2人組と抜きつ抜かれつつ歩く。おばちゃん達は歴史ファンだろうか。私は単なる山バカですが。


平等寺でしばしワンコと遊ぶ

わかりやすいイラストマップ

三輪山のふもとの大神(おおみわ)神社では、私がくるのを知っていたかのように「酒まつり」が開催中だった。ふるまい酒をいただく。ただ、出発して間もないのでたしなむ程度に。普段は日本酒など美味しいとも思わないのだが、なぜこういう所で飲む日本酒は美味しいのだろうか。

さて、ここ三輪にきたら当然、三輪素麺を食べなくてはならない。大神神社の境内を出てすぐ右側にある「森正」でにゅうめんを食す。お腹がいっぱいになったら歩くのがかったるくなったが、ゴールのラーメンを目指して再出発。


大神神社にて酒まつり開催中!

にゅうめんであったまりました

住宅街、畑の中の道を歩いていく。沿道では無人販売で柿やみかんが売られていた。どうりで、歩いている人々が、手にスーパーの袋をぶらさげているはずだ。道ばたで柿を売っていたおばあちゃんに「写真撮ってもいいですか?」と聞くと「ええよ〜。この前はNHKの人に写されて何しゃべっていいかわからんかった。」だって。歩きながら食べられるように皮をむいている柿を買った。甘くて美味しい。


おばあちゃんが柿を売っています

レンタサイクルもあるのです

前を歩いていたお姉さんもいっぱい買ってます

ザ・にっぽんの秋

疲れたな、と思ったら休憩所があり、のどが渇いたな、と思ったらただでお茶がもらえた。相当な人とすれ違い、意外と若い人もたくさん歩いていた。景行天皇陵や崇神天皇陵辺りにくると、のどかな田園風景が広がる。午後のやわらかい日射しで風情が出てきた。


こんな風に売ってると買いたくなりますね

「トレイル青垣」無料休憩所。立派!

しかし、平地歩きといえども出発地点から10キロ過ぎた辺りから疲れてきた。観光農園の売店でしばしの休息。手作りだろうか?すだちゼリーが美味しい。石上神宮に着く頃にはすっかりへとへと。山里歩きと思って甘く見てはならない。


ザ・にっぽんの秋2

産地なので柿の木がいっぱい

石上神宮から天理のメインストリートを歩くと、ちょっとした異次元に迷いこんだかのような錯覚をおぼえる。自分意外が黒い法被を着ているからだ。かなり迷って、やっと「彩華ラーメン」本店を見つけた頃はすでに真っ暗。5時すぎで開店したところだった。こってりしたラーメンを食べて満足。近鉄天理駅から大阪の鶴橋駅に戻る途中の乗り換えの駅で「アンファン」を発見。200グラムのシュークリームをお土産に電車に乗り込む。車中で携帯に母親から着信が。「明日山行かへん?」ええ、ええ、こうなったらどこにでも行きますとも。


すだちゼリーはさっぱりとして美味

ラーメンはこってりとして胃がもたれた

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