飯豊山 Part1
三国岳〜飯豊本山〜烏帽子岳〜北股岳〜門内岳
飯豊山2006年10月8〜11日3泊4日

東北の草紅葉トレール。オカンと紅葉と、時々、新雪
行程
1日目●登山口〜三国岳〜飯豊本山小屋
2日目●本山小屋〜烏帽子岳〜梅花皮岳〜門内小屋
3日目●門内小屋〜梶川尾根〜飯豊山荘
                         
行動時間
1日目●10時間15分
2日目●9時間
3日目●5時間15分

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■1日目 登山口〜三国岳〜飯豊本山小屋

記録的な遭難事故が発生した2006年の10月連休。ニュースの一報を聞いたのは、深夜に北陸道の親不知付近を通過中の時だった。そこからすぐ近くの白馬岳や奥穂高岳で、沢山の登山者が今まさに救助を待っているとは。いたたまれない気持ちになった。ひとまず、新潟の新津駅に車をデポし、そこから電車とタクシーで移動し、その日は登山口で待機することにする。

明けて9日、さんざん降っていた雨はやっと上がっていた。曇り空のなか5時30分出発。飯豊山(いいでさん)はどこから入山しても稜線までの標高差が激しい。1日目は標高差約1280mを稼ぐ、切合(きりあわせ)小屋までを目標とする。家族との山行なので無理はしない。

三国岳付近までくると紅葉まっさかり! 三国小屋は豪雪の山らしい頑丈な造りだ

三国岳の近くに建つ小屋に到着したのは10時30分。そこで前日登ってきた人に話を聞くと、みぞれと風がひどく、特に鎖場付近は大変だったようだ。飯豊本山付近の雪渓には昨日降ったと思われる真っ白な新雪が積っているのが、雲の切れ間からときどき見える。

紅葉は三国岳から切合小屋が見ごろをむかえていた。三国小屋からすぐの、七森手前の鎖場をかわし、種薪山までくると地蔵岳に続く稜線が、緑と金色のグラデーションを描いていた。ここから切合小屋はすぐ。12時45分到着。

七森付近。視界を塞ぐものがなくて爽快 種薪山から地蔵岳への稜線。こちらも歩いてみたい

ようやくこの頃から晴れてきて、切合小屋から飯豊本山が見ることができた。うっすらと雪を纏っている。まだまだ余裕があるので一気に本山小屋を目指すことにする。あと、約360m登ればいいのだ。気候のせいもあると思うが、この日は大きな標高差を気持ちよく稼ぐことができた。雄大に広がる飯豊山の優しい山容のおかげであるかもしれない。

切合小屋前から本山が見えた。白い! 草履塚。現代風?サンダルがありました

小屋からわずか登ったところにある水場で水を補給しておく。この辺りは水が豊かなので花期シーズンは凄いことになるに違い無いだろう。草履塚(ぞうりづか)からいったん下ると、お地蔵さんのいる姥権現。ここからは御秘所(ごひしょ)という鎖場の岩場。落っこちないように慎重に通過する。

御秘所の鎖場。切れ落ちてるので慎重に やっと本山!大日岳がどっしりと構えています

御秘所から一旦下って、御前坂といわれるスイッチバックの登山道が本山山頂まで続いている。この辺りで雪が出てくるが、歩行に問題なし。石垣を通過して、本山小屋到着15時45分。一日で標高差約1,640メートルを登りきる母親に関心するというか、あきれるというか。出発前の停滞のストレスを一気に発散したことであろう。

本山小屋。こちらも頑丈な造りでした 爆弾低気圧一過の夕暮れ。感慨深いです

本山小屋は意外と混んでいた。これで晴天だったらと思うと恐ろしい。一応、最悪の事態を考えてテントを持参したが、使わずに済んだ。飯豊山は環境保護の為、小屋泊まりが推奨されている。遭難の続報が気になってラジオのニュースを聞くが、別の重大ニュースでもちきりだった。大きな被害をもたらした低気圧は北海道にゆっくりと移動中だった。

2日目は[飯豊山 Part2]に続く!

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