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■日帰り 釜トンネル〜大正池〜河童橋 往復
Kさんが上高地に行くのでそれに同行させてもらうことにした。冬の上高地には2005年に行っているが、その時は曇り、はては吹雪かれてしまい、上高地に行ったという実感がなかった。今回は終始穏やかな天候で「これぞ冬の上高地!」を堪能することができた。
前夜関西を出発、2時頃に平湯温泉バスターミナルの駐車場に到着後は仮眠をとり、朝はタクシーで釜トンネルまで移動。6時30分出発。新しい釜トンネルの中は水がしみ出ていることなく、また路面も乾いてまったく歩行に支障なし。オレンジ色の照明で近未来的な雰囲気のトンネル内を30分ほど歩くと出口に到着。白い雪景色が目に眩しい。
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釜トン前6時すぎ。まだうす暗いです |
タイムトンネル抜けると… |
アスファルトが一部露出しているほどに積雪量が少ない。圧雪に滑らないように歩いていく。左には焼岳、そしてやがて正面に西穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳、明神岳のお馴染みの景色が広がる。何度見ても圧倒される景色だ。
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わーーい!つい声を上げてしまう瞬間 |
霧氷に囲まれた大正池から |
大正池ホテルの横から大正池の畔に入る。湖面はあまり凍っていないが、温度計を見ると-16度まで下がっている。オーバーグローブを脱ぐと指が痺れてくる。寒い中朝ご飯を簡単に済ませて、ツボ足で田代池へ。
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焼岳。噴煙が上がっているのが見えました |
積雪は多いところで1mくらい |
田代池からはスノーシューを履いて、わざとトレースを外して樹林の間を縫うように歩く。猿の親子が賑やかに鳴いている。この辺りが一番積雪量が多く、50cmから1mぐらい。
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笹の葉を食べるお猿さん |
田代池の湖面には金平糖のような氷 |
田代橋の端に出るとトイレットペーパー完備の公衆トイレがある。田代橋あたりの梓川は浅瀬になっている。スノーシューを履いたまま川を渡って中州の雪原を歩く。まっさらの雪原に足跡をつけるというのは、なんでこんなに楽しいのか?
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雪に隠れている橋を踏み外さないように |
田代橋にトイレがあります |
六百山 |
梓川の真ん中 |
焼岳の左に乗鞍岳が覗いていました |
霧氷がキラキラ |
中州から上がって左岸を歩き、河童橋に到着。先行者がひとりいるだけで、夏の喧噪が嘘のよう。右岸を少し明神方向に歩いたところの雪原で適当に腰を落ち着かせお昼ご飯にする。この時点で気温は0度にまで上昇。日射しが暖かく、素手でも平気なくらいだ。
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流れの止まった川面に映る穂高 |
河童橋 |
河童橋からのお馴染みの風景 |
暖かいのでカレーうどんがすぐできる |
帰りは河童橋の右岸の河原に降りて雪原バフバフ、田代橋から帝国ホテルに出て車道を歩く。大正池を経て釜トンネルを出たのは14時15分。再びタクシーで平湯温泉まで戻る。バスターミナルの3階の露天風呂からは笠ヶ岳がくっきりと見えた。
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カーブを描く動物の足跡 |
釜トンネル手前の車道。カチカチです |
上高地よさらば。現実に戻ります |
平湯温泉からの笠ヶ岳 |