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■1日目 夜叉神峠登山口〜南御室小屋
朝5時に自宅を出て、12時間後には南御室小屋の雪の上でテントを張っていた。緊張する雪山もいいけど、のんびり春の残雪を楽しみつつテントのなかでビールを飲むのが私には合っている。というわけで16時半に南御室小屋に到着した頃に雪が降りだし、夜半には吹雪と雷。またですか。
食べたもの
梅酒 総菜パン スモークチーズ ミックスナッツ キャベツときゅうりのサラダ なすと春雨のオイスターソース炒め(3人分を翌朝と分けて)ポカリ お茶
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杖立峠からはガチガチ。ある意味核心部 |
と思ったらまったく雪がない |
曇っているけれど、なんとか北岳が見えていました |
南御室手前で雪だるまが出迎えてくれました |
にぎやかなテント村 |
徒歩40歩かどうかは調べていません |
少々時間はかかりますが出ていました |
メインディッシュ。これが数分後には→ |
こうなりました。アルファ米と合って美味しい! |
■2日目 南御室〜薬師岳〜観音岳〜アカヌケ沢ノ頭 往復
朝6時に最小限の荷物を持って出発。シラビソの林を登っていく。森林限界を越えて砂払いまでくると白根三山、仙丈、甲斐駒、八ヶ岳、富士山が見渡せる。鳳凰三山は夏に一度きているのだが、その時はまったく展望が得られなかった。そうか、鳳凰三山ってこんなにいいところなんだ、とやっと気がつく。
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小屋からはしばらく樹林帯の中 |
砂払山からはいよいよ三山のハイライト |
薬師岳を越えて、地道が露出している稜線を歩く。せっかくだから、と雪の上を歩くと膝までズボッとはまってしまう。薬師岳は多くの人でにぎわっていた。
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薬師岳山頂。だだっぴろい山頂は風が強かった |
稜線は土が出ているところも |
観音岳の後ろに仙丈ヶ岳 |
ここからがくんと標高を落としていく途中で、鳳凰小屋へのショートカットルートか?トレースに惑わされてとんでもない急斜面を下ってしまう。ピッケルを持ってきていないのを後悔する。雪山は何が起こるかわからない。GWの鳳凰三山はピッケルが必要だと思う。あそこで滑落したら100メートルは止まらないだろう。
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観音岳の北斜面。大勢の人たちが行き交います |
無駄に下ったぶん、登り返してアカヌケ沢ノ頭に到着。地蔵岳はアカヌケ沢ノ頭から見るだけにして、ここで折り返し。さきほどの斜面を下ってくる人たちに小屋の方?が大声で「そこは違う!」と注意をしていた。ルートは尾根に忠実につけられていた。正規ルートも急斜面だが灌木がある。
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地蔵岳のオベリスクと甲斐駒ヶ岳 |
白根三山のパノラマ。よーく見ると北岳山荘が見えます |
観音岳、薬師岳に戻ると朝の喧噪は嘘のように人影がなかった。贅沢な時間。昼過ぎにテントに戻るとすっかりテントが減っていた。整地された場所に張り替えて昨日に引き続き飲み食い。
食べたもの
梅酒 クロックムッシュ スモークチーズ ミックスナッツ キャベツときゅうりのサラダ カレー ナン ポカリ お茶
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うっすらと富士山 |
梅酒とクロックムッシュ |
ナン♪2枚食べました |
小屋の近くの雪だるまも翌日には… |
■3日目 南御室〜辻山〜夜叉神峠登山口
まっすぐ夜叉神峠まで下ってもバスの時間には早すぎるので、帰りは辻山に寄ることにした。ズボズボ踏み抜きながら樹林のトレースを頼りに抜けると、白根三山が迫ってきた。迫りすぎてバカデジカメではうまくフレームに収まりきれずに、結局諦めた。じっとこちらを見ていたカモシカと白根三山にお別れをした。
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