行程 |
1日目●美濃戸〜赤岳鉱泉 テント場 |
2日目●テント場〜硫黄岳〜美濃戸 |
|
行動時間 |
1日目●2時間 |
2日目●5時間 |
[山行LISTへ]
|
|
■1日目 美濃戸〜赤岳鉱泉 テント場
久しぶりにKさんに誘われて、ベテラン揃いのKさんのお仲間6名の方々と共に八ヶ岳は硫黄岳に行ってきた。硫黄岳は雪山入門コースであるらしいが、私は硫黄岳にちょっとしたトラウマを抱えていたので慎重になってしまう。
美濃戸から北沢沿いを歩いて赤岳鉱泉へ。アイスクライミングをしている人たちを眺めつつ、テント設営。テントで日本酒を飲んだらいつのまにか寝てしまった。
目が覚めたらすっかり外が暗く静かになっていたので、あわてて夕食のおでんを温めて食べる。日本酒を持って小屋に行くと、みなさんすでに宴会モードだ。私もそれに加わり、寝る直前まで温かい小屋で飲んでいた。雪上テントが聞いて飽きれるわ。
|
赤岳鉱泉に向けて北沢沿いを歩く |
大同心と小同心が見えてくると八ヶ岳にきたんだと実感 |
テント場。この日はシュラフ2枚重ねで挑む |
赤岳鉱泉は多くのクライマーでにぎわっていた |
■2日目 テント場〜硫黄岳〜美濃戸
翌朝は硫黄岳へ。出発前にトラブル。ゴム製のプレートとアイゼンがくっついてしまって取れない。ナイフでゴムを少し切ってもらってなんとか装着した。これで出発が遅れてみなさんにご迷惑をかけてしまった。
鉱泉からは樹林の中をジグザグと登っていく。同じような景色が延々と続くので実際歩いた時間よりも長く感じてしまう。私はこういうのが苦手だ。飽きっぽいのかもしれない。
赤岩の頭の直下で森林限界を越える。分岐まで登りきると冷たい風が一斉に吹いてくる。アウターのフードをかぶって硫黄岳山頂へ。露出した頬に針のように刺してくる烈風を受けつつ、岩場に注意しながら山頂へ。ブレスサーモの手袋一枚だけで、急いで写真を撮ってから下山する。
今回は、念のために全員ハーネスを装備していた。結局、赤岩の頭をロープを出さずに下ったが、他のグループはアンザイレンで下っていた。危険を予知して万全の体制で登ることと、危険なことを危険と知らずに登ることの違い。山はいつも私にそのことを問いかけてくる。
|
硫黄岳山頂から。阿弥陀岳、赤岳、横岳を望む。背後には南アルプス |
北アルプス方面 |
赤岩の頭の分岐にて。左側は雪庇がせり出している |
|