黒戸尾根〜甲斐駒ヶ岳〜早川尾根 Part3
南アルプス2008年10月11〜13日2泊3日

 
行程
1日目●竹宇駒ヶ岳神社〜七丈小屋テント場
2日目●テント場〜甲斐駒ヶ岳〜駒津峰〜仙水小屋テント場
3日目●テント場〜仙水峠〜栗沢山〜アサヨ峰〜広河原峠〜広河原バス停
  
行動時間
1日目●7時間
2日目●6時間30分
3日目●9時間30分

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■3日目 仙水小屋テント場〜仙水峠〜栗沢山〜アサヨ峰〜広河原峠〜広河原バス停

山はいつも何かしら私たちにプレゼントをくれるが、それは朝日が昇る一瞬のほんの数分にその機会は多い、と私は思う。5時に仙水小屋のテント場を出発して仙水峠に付く頃、帯状になった雲の切れ間から朝日が差し込む。仙水峠から栗沢山に向けて登る道すがら、甲斐駒ヶ岳の表情がどんどん変わっていく。私たちは何度も立ち止まって背後の甲斐駒ヶ岳を振り返る。


仙水峠より

朝日をあびる甲斐駒ヶ岳。栗沢山に登る途中で

後ろに八ヶ岳も見えてきた

今回もこんなプレゼントをいただきました。栗沢山への登りで森林限界を越えると、展望台となるような場所があれば立ち止まり甲斐駒ヶ岳を凝視する私たち。声をかけようとしたら、あら、まきたたらってばものすごく感動しているみたい。そっとしておこう。栗沢山直下は岩場が続き、よいしょよいしょと体を持ち上げてその頂きに立つ。

栗沢山への登り。森を抜けてハイマツ、灌木帯となる 栗沢山直下。岩がひやっと冷たい

栗沢山山頂にて。朝日が射す仙丈ヶ岳を見る

栗沢山山頂より甲斐駒ヶ岳山頂を見る。上とともにまゆたたら撮影

栗沢山の山頂は展望は申し分ないが、冷たい風が終始吹いていてじっとしているとつらい。栗沢山山頂で泊まり込みで撮影をしていた男性に記念撮影をお願いしてアサヨ峰に向けて出発する。栗沢山からアサヨ峰は岩とハイマツの道となる。ホシガラスが岩から岩へと飛んでいた。

栗沢山からアサヨ峰は岩場が続く 栗沢山を振り返るとこれまた素晴らしい尾根道

アサヨ峰山頂からの甲斐駒ヶ岳。端正なお姿
まゆげを忘れていたまゆ犬さん アサヨ峰を後にして、悲しいくらいに下ります

アサヨ峰山頂手前で鳳凰三山の向こうに富士山を見つけた。自分たちが歩く縦走路の真正面に富士山が見えるというのはなんて心地がよいのだろう。早川小屋を出発した人たちだろうか、アサヨ峰の山頂では数人が休憩をしていた。野呂川からせり上がり全身をさらけ出している北岳はとても大きく圧倒された。


早川尾根と鳳凰三山の向こうは富士山。なんとも感動的な絵です

早川小屋までアップダウンが続きます

アサヨ峰からはずどんと標高を下げる。いつしか樹林帯に入っていった。今回の山旅は森林限界線を何度越えたり戻ったりしたことか。急な下りの途中で早川小屋の屋根を見つけた時は、「やっとここまで来たか」と「もうすぐ山をおりるのか」というふたつの思いが交錯する。登山道の真ん中にぽつんとある早川尾根ノ頭の三角点を過ぎて、早川小屋に11時10分到着した。小屋では小屋閉めの作業で掃除中であった。

早川小屋。この日で営業は終わり 広河原峠。鳳凰三山には遠く及ばず

昼ごはんのかわりに各自軽くパンなどを食べたあと、早川小屋を出発する。小屋から30分ほど下った所に広河原峠がある。早川尾根とはここでお別れだ。2時間30分のコースタイムは長い尾根を歩いてきた後には長く感じる。膝が痛くなってきたのでストックを借りて歩いていたが、なぜか1時間20分ほどで車道に出てきた。あっけない幕切れで拍子抜けではあったが3人とも満足していた。

南アルプス林道に出てきた ようやくゴールの広河原へ

当初は鳳凰三山の地蔵岳まで行く計画だったが、悔いはなかった。早川尾根からみる鳳凰三山は神々しく険しかった。そんな表情を見ることができただけでもよしとしよう。


バスを待つ間に乾杯。たたらもお疲れさま

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